月は愛する 夏の夢を 恋人達の砂浜を 駆け引きの波打ち際を 五年前のことなのか 五百年前のことなのか 判別できないような夢 頬に何かが触れる それは静かな夜の歌 騒がしい街の子供達さえ この海では天使のように眠る 月の愛する全て 名もなき鳥 頼りないす…

書き記す術を知らず 書き記したいものを知らず 朽ち果てるまで ソーダを飲み続ける 理由は猫が持って行った 結果は死神が持って来た 腐ってた 1000年も経っていた さようなら と君は言う その映像は記録され あとで誰かが泣くだろう それも泡 それすらも泡 …

予感と日差し 生まれてから今日まで細胞はいくつ死んだだろうか？ どれだけため息を吐いただろうか？ 悩みをいくつも抱えた小さな旅人 ハロー、ハロー なんて良い響き！ セロファンのような幸福の予感 それはとても薄っぺらく儚いけれど たまらなく美しいん…