Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

“Natalie/Natalia”

あなたは獣のような目で

私を睨んだ

先週末の土曜の夕方

 

紅茶を入れていたマグカップは

床に落ち

割れた

 

雨が降っている

そんな音もしていた

二人の間の緊張感はピークに達し

私は今にも泣き出しそう

 

ポケットの中で小鳥が死んでいる

1999年の7月

予言通りに

世界は終わらなかった

中学生だった私は

あの時から

言葉というものを呪うようになったのだ