2016-05-12 “擬態” 詩 変えられるものなら変えてみせろ その群れの中に 私はいる 見つけられるか あなたに 今夜はまだ帰りたくないのに 私ったら擬態したままだから このまま二人はこのまま はなればなれ くっついて はなれて さようなら 「バイバイ」 と手を振るあなたの手はもう 街の中に擬態して溶け込んでいた 灰色に濁った人混み 優しくゆるんだ街灯