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Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

“鉢植えの運命”  

彼女が殺そうとしたのは

紅茶の渋みのような慕情

己を支配しているクリスタルの寺院

不安な音を出すエレベーター

溢れた安いポップコーン

林檎の気配を湛えた毛布

 

この世のすべて

何気ない部分まで本当は発光していることを知り

「くたばってしまえ」と

勢いよく悪態をつく

 

カーテンのそばの鉢植えが

申し訳なさそうに

今夜こっそり枯れるだろう