2016-07-17 ”助手席の裸体” 詩 明るい 暗い 明るい 暗い 電気のスイッチをぱちぱち 泣く 笑う 泣く 笑う 気持ちのスイッチをぱちぱち どちらも感じることができる ドライブする車の中で 私は泣いたり笑ったり 明るくなったり暗くなったり ああ、神様! もしそんな存在がいるのなら 今この瞬間に殺してほしい これは呪文 そんな呪文だよ 加速する 限界なく 際限なく その果てにはーー むきだしの魂 裸の私 置いてかないで 連れて行ってよ 一緒に行くって約束したでしょ そこには裸体 哀れな助手席の裸体