Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”平行線のある景色”

まだ夏の残る波打ち際で

一人立ちすくむ

ビーチサンダルを履いた足の甲を冷たい海水が時々覆い

そのさざ波の途切れない繰り返しの中に永遠を思う

 

永遠など何一つないのに

そんな存在を欲している

振り返ると

ヤシの木の並ぶ国道が平行線

 

私はもうここに

私の中に

何もないことを嘆いた