Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”当たり前のように今日は”

当たり前のように今日は始まらなかった

いつもどん底で

毎日最低値を更新している

死んだままの心

乾いた熱帯雨林

電柱の陰の生き物と目が合って

「殺される」と実感する

ここらには碌なやつがいない

碌な事件がない

冷たい小雨をかぶりながら

今日も罪深い仕事に従事する

 

雲の向こうには天使がいて

いつか俺を慰めてくれるだろうか

今は見上げても

ぬめっとした鉛色の空しか見えないけれど