2016-11-18 ”異邦人の砂” 詩 砂 めり込む足 歴史は飯ごうの裏で焦げ付いた お札(さつ)一枚で 拡張され得る感受性 等間隔の息遣いと 変えられない名前が 採点されようと 裁きの門の前に列をなす この街で いつまでも異邦人風情を漂わせたまま私は 夜の街灯のいくつかにタッチした 星