Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”異邦人の砂”

めり込む足

歴史は飯ごうの裏で焦げ付いた

お札(さつ)一枚で

拡張され得る感受性

 

等間隔の息遣いと

変えられない名前が

採点されようと

裁きの門の前に列をなす

 

この街で

いつまでも異邦人風情を漂わせたまま私は

夜の街灯のいくつかにタッチした