Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”両の眼球が”

何かわかったかい?

 

大人たちは遠いところで自慢している

子どもたちは遠いところで謳歌している

 

どちらにも、『私』は属さない

ねえ本当は、

君も含めて、『私たち』と言いたいところだけど、それは許してもらえないだろう

 

「わからない」

この指先が答える

 

愛情でも友情でも義理でも契約でもなく、ただ、単純に

君の両の眼球が、こっちを見ている