Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”無限のエンドロール”

寄り添えど

足並みは合わず

わざとかなって勘ぐりもしたし

色々捨ててきた

予防線張っても

死ぬだけだった

 

そこかしらにヒントは張り巡らされ

人生の伏線を回収

君のストーリーに私は登場しないんだね

 

ねえ、待ってよ

牙はもう無いし

この身体は洗浄装置で清めたよ

 

そのはずなのに

霧が深くて

君の顔が見えない

足跡すら追えない

 

暗く白い森の中

橙色に堆積した腐葉土に膝をつき

今まさに死にゆくところさ

あー、バイバイ。

 

(そして流れる無限のエンドロール)