Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”うめき声の破片”

湿っぽさを振り切り

無縁

もどかしいが耐え忍び

孤独

 

強く生きていたいだけなんだ

−夕日が水平線に溶ける

風景に負けるつもりはない

心象、描いた習作の山

蝋燭で照らす

 

波打ち際

辺り一面に

うめき声の破片

拾っても拾っても

数が減る気配は無い

 

回収屋の出番

あとは連中の仕事

 

瓶のサイダーを買って私は帰路についた