2016-05-23 ”傷口から血” 詩 山積みの宿題 遊び足りないのに 手のひらの切り傷は 君に触れてしまったから 砂粒がいろんな隙間に入り込んで ざらざらと気持ちが悪い 不快な事を訴えたら、それこそ一日話しても足りないだろう どこへ行っても 群れをなす人々ばかりで 頭痛がする 皆で楽しめることが売り文句のゲームですら 僕は楽しめない ぎしぎしと軋み、 時間が経てば経つほど摩擦は大きくなる 灰色 濁って 淀んで ただの塊 吐き出して 思い出して 悪態をつく 『…××××××!』 左胸の傷口からは血