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Death & Honey

死と蜜、儚く甘く気だるい魔法

”均一に たいらに”

どうでもいいや

そんなことを思いながら

スピーカーからは気怠いポップス

 

輪郭は消え

次第に眠気が襲ってくる

 

つまらないつまらない

息苦しい息苦しい

毎日毎日

の中で

不意にこぼれ落ちた

ため息

 

小さな口から

大きなため息

 

誰も助けてくれない

言葉で笑顔で取り繕っても

 

均一

値段は均一

価値は均一

一瞬見せてくれたあの人の笑顔も今や均一

 

仕事帰りに寄ったコンビニの店内の照明の眩しさを思い出す

均一に照らし出された商品たち

店員の笑顔たち

店内放送

そこで買った夕食も

払った光熱費も

全部均一だった

 

試合の前の運動場と同じ

たいらに慣らされて

磨耗して

鈍くなって

 

この眠気とともに消えていくんだ

きっと

 

トンボで地面をならす日に焼けたユニフォームの少年の姿を思い浮かべたのが

今日の最後の思考

 

ああ、どうでもいいや

 

ではまた明日