2017-03-19 ”夢の標本” 詩 冷房の効いた部屋で生まれた赤ん坊が 砂糖をなめている サボテンのとげ 私ははちまきを頭に巻いて 何かをがんばっている しなければいけないことは なぜかもうわかっていて 後はそれをするだけ 仕事が終われば 空き地いっぱいの巨大なアンモナイトの中で鬼ごっこをしよう 冷えたカンパリを飲もう 大声で肩組んで歌おう なんだっていいさ どうせ朝までの命なんだから