”テレビワルツ”
画面に映るスターは僕の顔色を伺う
笑ってやるよ
皮肉が口癖で
僕の舌はただれた
黙示録
それさえもテレビ越し
いびつなワルツでもいいじゃないか
二人で踊ろう(2006年の若者、恋人達)
過ぎてく毎日にディストーションをかけろ
歪んでるくらいで丁度良い
真夜中、独りぼっちの僕の口から出た蒼い煙はこんなにも部屋を満たしてしまった
テレビには結末のわかりきった愛のお伽話
いびつなワルツ
(くそくらえ!!!)
若いことなんてなんの自慢にもなりやしない
僕の肺はぶすぶすとくすぶっているというのに
あの娘はまだ知らん顔
テレビには殺人シーンみたいなラブシーン
可哀想なのは僕らだけじゃなく
きっとこのテレビを見てる人みんな
いびつなワルツだって
二人をつなぐ事がある(2006年の若者、恋人達。生意気で、浅はかで、現実的な—。)