2016-11-12 ”マネキンの鼻歌” 詩 骨組みだけの友情に 酒を注いだ後半生 純情で滑稽なバラードに 私は感化された ポップコーンを半分残す 窓のそばで 雷が怖いと君は抱きついてきたけれど 私は鼻歌を歌うのに必死だった 二つのマネキンが座っている 鏡の無い家 前半生が思い出せないのだ ああ、好きだった歌を 鼻歌で歌おう もうそれぐらいしか… 破片 時計 水漏れ 雷鳴 うなり 目眩 原色 瓦解