2017-11-12 ”ウインクを一つ” 詩 躊躇いの因果か 野生の系譜か 背筋を昇ってくるスリル 遠い遠い先祖の声がする それに従っているだけ 罪を犯し 裁かれたこの魂は 果たして清らかになったか? 太陽の黒点 忘れたつもりでも いつもどこかに黒い点 −こびりついた血は消えず 断頭台で 洒落た言葉の一つでも吐いてみたいもんだ 転がる私の首は 最後に ウインクを一つ